東京・豊洲市場(江東区)に8日朝、31年ぶりの商業捕鯨で捕獲された「ミンククジラ」の肉が初入荷しています。赤身肉の卸値は1キロ当たり4000円前後が付くなど、身質の良さと珍しさもあって調査捕鯨肉よりも高値となっています。
同日入荷したのは、北海道の釧路沖で今月4日に捕獲、解体された鯨肉の一部約260キロ。豊洲市場の卸売場には、刺し身などで食べられる赤身や希少部位の尾肉などが並び、「脂がきれいに入っており、身質も良い」(仲卸)と評価は上々でした。
取引には大勢の市場業者らが参加。卸の競り人に最高の希望値を書いて渡した仲卸が落札する入札形式で行われました。卸会社によると「活気がある取引で、赤身はこれまでの調査捕鯨の肉よりも3割くらい高かった」といいます。
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