500年前の沈没船発見@北欧バルト海
Jul
28
この沈没船は、スウェーデン海事局が2009年にソナー探査で最初に発見。その後、調査は滞っていましたが、今年に入ってサウサンプトン大学海洋考古学センターと、水中探査の専門機関MMT、スウェーデンのセーデルトルン大学海洋考古学研究所などによる合同チームが調査に乗り出しています。
最先端の水中ロボットを使った探査の結果、深さ2000メートル以上の冷たいバルト海の底に眠る難破船は、メインマストも所定の位置にあるうえ、甲板には船から乗り降りするための小型ボートも残っており、船体にはほとんど損傷がなく、旋回式の銃も残っているようです。
これまでの考古学的調査から、15世紀後半から16世紀初頭に沈没した船だとみられていますが、調査チームは、沈没した理由や正確な年代の解明を目指して、引き続き調査を続けるとしています。