2016年(平成28年)4月14日に発生した熊本地震で被災した熊本城で9日、地震で壊れた小天守(高さ約20メートル)の「しゃちほこ」2体のうち1体を復元し、屋根に設置しています。もう1体も23日(ド・祝)に設置される予定で、小天守の「しゃちほこ」は3年半ぶりに元の姿を取り戻すことになります。 「しゃちほこ」は高さ86センチ、重さ約70キロで、クレーンでつり上げられました。 隣の大天守(高さ約30メートル)は外観の修復を終えましたが、小天守は損傷が激しく、現在も復旧工事が続いています。 熊本城は10月から、日時を限定して一般公開を始めています。大小の天守内部は21年春ごろに見学できる見通しで、城内の全ての工事が終わるのは2037年ごろの予定になっています。