固有種「アグー」豚、離島隔離@沖縄県
Feb
10
豚の生産者団体などでつくる防疫対策会議が県庁で行われ、県が方針を示しました。沖縄県によりますと、アグーの純粋種は県内の37農家と県の研究施設で計約1200頭が飼われています。血縁や特徴で分けたグループそれぞれから雄と雌各25頭を選び、船で離島に緊急隔離します。その後、防疫面で安全性の高い施設を別の離島に整備し、収容するようです。
県は2月から、沖縄本島で飼育中の豚約21万頭全てに豚熱のワクチン接種を始める予定ですが、隔離するアグーには接種しません。
「アグー」は約600年前に中国から持ち込まれた豚が起源とされ、県などがブランド化を進めてきました。県内では1月8日にうるま市の養豚場で豚熱の感染が確認され、これまでに同市と沖縄市の8養豚場で、アグーの種豚を含む1万903頭が殺処分されています。