現職と新人の2人の争いとなった徳島市長選挙は、まちづくり団体代表の<内藤佐和子>氏が2期目を目指した現職を破って、初めての当選を果たしました。<内藤佐和子>氏は、36歳0か月で、全国のこれまでの女性市長の中で、最も若い市長となります。これまでの女性最年少は2012年に36歳6カ月で就任した<越直美>前大津市長でした。
徳島市長選挙の開票は、終了しました。▽内藤佐和子、無所属・新。当選。4万1247票。▽遠藤彰良、無所属・現。3万9248票。投票率は38・88%(前回45・70%)でした。
<内藤>氏は徳島市出身の36歳。東京大学在学中に難病「多発性硬化症」を発症し、その体験をつづった本『難病東大生 できないなんて、言わないで』(2009年10月8日・サンマーク出版刊)が話題を集めました。その後、地元のまちづくり団体で代表として活動し、今回、徳島市長選挙に初めて立候補しました。
そして、徳島の活性化には市と県の協調が重要だとして、新たなホールの整備事業などを連携して進めることや、阿波おどりの運営やブランドの再構築に主体的に取り組むことなどを訴えました。
今回の選挙は、自民党内で支持が分かれる保守分裂となりましたが、<内藤>氏は、自民党の支持層のほか、無党派層などから幅広く支持を集めました。
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