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- ファルコン植物記(2040)ナンジャモンジャの木【ヒトツバタゴ】
「ナンジャモンジャの木」とは、見慣れない立派な植物、怪木や珍木に対して地元の人々が付けた愛称であり、、特定の植物の種名ではありません。【ヒトツバタゴ】を指すことが多いようですが、他の樹種「ニレ」、「イヌザクラ」、「ボダイジュ」など様々の場合もあるようです。
【ヒトツバタゴ(一つ葉タゴ・一つ葉田子)】はモクセイ科ヒトツバタゴ属の一種で、同じモクセイ科のトネリコ(別名「タゴ」)に似ており、トネリコが複葉であるのに対し、本種は小葉を持たない単葉であることから「一つ葉タゴ」の和名が付けられています。
花期は5月頃で、新枝の枝先に10cm程度円錐形に集散花序をつけます。花冠は深く4裂しています。雌雄異株ですが、雌花のみをつける株は存在せず、雄花をつける株と、両性花をつける株がある雄株・両性花異株です。花は弱々しく、簡単に風で飛び散ってしまうため観賞期間は限られます。
秋に、直径1cm程度の楕円形の黒紫色の果実を実らせます。できる実は、「ネズミモチ」 や 「イボタノキ」 に似ており、表面に粉を吹くのが特徴です。
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