現代美術家の<クリスト>(本名:クリスト・ヤバチェフ)氏(1935年6月13日~2020年5月31日)が、ニューヨークの自宅で31日亡くなられています、84歳でした。死因は明らかにされていません。
<クリスト>氏は、ブルガリア生まれ。誕生日は、妻の<ジャンヌ・クロード>さんと同じでした。1958年、妻で芸術家の74歳で亡くなった故<ジャンヌ・クロード>さん(1935年6月13日~2009年11月18日)とパリで出会い、その後、歴史的建造物や自然の一部を布で包む大規模な美術作品を共同で制作しました。パリのセーヌ川に架かる橋ポンヌフを覆った作品などが有名。1991年には、屋外に大量の傘を立てる作品を茨城県と米カリフォルニア州で披露しています。1995年に夫妻で高松宮殿下記念世界文化賞(彫刻部門)を受賞しています
遺作となるのは、パリの凱旋門で行われる「L’Arc de Triomphe, Wrapped 」という名のプロジェクトで、約25,000㎡(270,000平方フィート)のリサイクル可能な銀色を含む青い布で覆い、約7010メートル(23,000フィート)の赤いロープで凱旋門を包みます。
本作品は、パリのポンピドゥーセンターで開催される<クリスト>の展覧会にあわせて、2020年4月6日から4月19日までの14日間公開される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で中止となり、来秋、クリスト氏が手掛けたパリの凱旋(がいせん)門を覆う作品が公開される予定です。
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