今年の読書(61)『押井守の映画50年50本』押井守(立夏舎)
Aug
15
著者<押井守>は、1951年8月8日 東京都生まれ、1977年、「竜の子プロダクション」(現:タツノコプロ)に入社。スタジオぴえろ(現:ぴえろ)を経てフリーになりました。
『うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー』(1984年)、『機動警察パトレイバー』シリーズ(1988~93年)、日本の映像作品史上初の米ビルボード誌のビデオ週間売り上げで1位を獲得した『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(1995年)、『アヴァロン』(2001年)、アニメ映画作品史上初の日本SF大賞を受賞した『イノセンス』(2004年)、『立喰師列伝』(2006年)、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』(2009年)、『THE NEXT GENERATION パトレイバー』シリーズ(2014~2015)、 『ガルム・ウォーズ』 (2016年)などを手がけてきています。
本書では<押井>が1968年から2017年までに製作された映画を「今観るならこの1本」という選択基準で選び、解析しています。紹介できるのは「1年に1本のみ」というルールで<マーティン・スコセッシ>の『タクシードライバー』(1976年)や<北野武>の『その男、凶暴につき』(1989年)、<クエンティン・タランティーノ>の『レザボア・ドッグス』(1992年)、<ポン・ジュノ>の『殺人の追憶』(2003年)のほか、 『ウォッチメン』、 『ゼロ・ダーク・サーティ』、 『シェイプ・オブ・ウォーター』 など50本が登場しています。
加えて、 いまだによくわからない作品として 『オンリー・ゴッド』 (2013年)を取り上げ、 『ジェイソン・ボーン』 (2016年)では、失敗した作品から学べることは多いなどについても語っています。