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- ノーベル化学賞@「ゲノム編集」の新手法を開発した2氏
<ジェニファー・ダウドナ> <エマニュエル・シャルパンティ>
スウェーデンの王立科学アカデミーは7日、2020年のノーベル化学賞を、生物のゲノム(全遺伝情報)を効率的に改変できる「ゲノム編集」の新手法を開発した米カリフォルニア大バークリー校の<ジェニファー・ダウドナ>教授(56)とマックス・プランク感染生物学研究所(ドイツ)の<エマニュエル・シャルパンティ>エ所長(51)に授与すると発表しています。ゲノム編集技術に関する研究では、2017年の日本国際賞を受賞している二人です。
日本人では、分子の自己集合現象を利用した構造解析法を開発した東京大学の<藤田誠卓越>教授(62)らが有力視されていましたが、昨年の<吉野彰>名城大教授に続く2年連続受賞はなりませんでした。
生物の設計図のDNAを切り貼りするゲノム編集技術は複数種類ありますが、<ジェニファー・ダウドナ>氏らが開発した「クリスパー・キャス9」は格段に扱いやすいのが特長です。
「クリスパー・キャス9」を用いて、家畜や農作物の品種改良のほか、人の病気の治療を目指した研究が世界中で盛んになっています。
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