1000年以上前の金貨発見@エルサレム「嘆きの壁」付近
Nov
11
イスラエル考古学庁(IAA)によりますと、940年代~970年代に造られた金貨は「嘆きの壁」付近で行われていた発掘作業中に、小さなつぼに入った状態で発見されています。
「嘆きの壁」は、紀元前20年、<ヘロデ大王>によって完全改築に近い形で大拡張された神殿を取り巻いていた外壁の西側の部分であり、ユダヤ人は「西の壁」と呼んでいる。この部分を含め、外壁はその基礎部分がほぼすべて残されています。
イスラエル考古学庁(IAA)によりますとこの時期に、バグダッドを拠点とするスンニ派のアッバース朝から、シーア派のファーティマ朝がエルサレムの支配権を奪うという政治的激変が起こったといいます。北アフリカを支配したファーティマ朝は、12世紀に衰退しています。