7日の東京株式市場で日経平均株価は5日ぶりに反発し、 前日 比434円19銭(1.6%)高の2万7490円13銭で取引を終えています。上げ幅は一時500円を超えて2万7600円台前半まで上昇し、取引時間中として1990年8月以来およそ30年5カ月ぶりの高値となりました。
日本時間7日早朝に米ジョージア州の上院決選投票の結果、大統領、上下院の多数派を民主党が占める「トリプルブルー」が実現する見通しだと伝わり、大型の経済対策による景気回復期待が高まり景気敏感株を中心に買いが入ったようです。
相場全体が上昇するなか、出遅れていたバリュー(割安)株に広く物色が入りました。市場では「トリプルブルーが実現すれば規制強化などを嫌気した株安になると想定していた投資家も少なくない。米ダウ工業株30種平均の続伸 を受けて売り方の買い戻しが入り、相場上昇を加速させた」との見方がありました。
午後に東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数が、2000人を超えたと伝わると、空運株などには利益確定売りが出て日経平均は上げ幅をやや縮小しています。
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