東京証券取引所は22日、「東芝」を1部市場に指定すると発表しています。29日に1部に復帰します。
1部復帰に伴い、「東芝」は企業としての信用力が向上し、資金調達しやすくなるなどのメリットが見込まれます。株価面では、TOPIXなどの日本株インデックスに組み込まれることによる資金流入も期待できることになります。
「東芝」は、2017年8月、巨額の損失を計上して債務超過を理由に2部に降格していました。その後、会社は資本増強などによって債務超過を解消したほか、主力だった半導体子会社も売却するなどして経営再建を進め、昨年4月には、1部への復帰を申請していました。申請から約10カ月で承認を受けることとなりました。
ただ、ことし3月期の決算は売り上げ、営業利益ともに減ることが予想されており、収益の柱をどのように確立し、将来の成長につなげていくかが今後の課題となりそうです。
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