東京証券取引所市場ではこれまで、2万9000円を上回った水準では利益確定売りが出やすく、午前は下落する場面が多々みられました。
11日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、前日比175円08銭(0・60%)高の2万9211円64銭で取り引きを終えています。
大規模な1・9兆円(200兆円)の米追加経済対策が12日成立する見込みがたったのを受け、景気敏感株を中心に買いが入りました。上げ幅は一時200円を超えましたが、上値では高値警戒感からの売りもめだちました。
また、米金利の動向を警戒してグロース(成長)株の一角に売りが出たほか、年度末を控えた企業の政策保有株の売りや機関投資家の持ち高調整(リバランス)の売りが見られるようで、日経平均は先月末に急落して以降、徐々に値は戻していますが、上値の重い状況が続いています。
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