10日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発して始まり、一時3万4723ドル24セントを付けています。
終値は、前日比19ドル10セント(0.055%)高の3万4466ドル24セントで取引を終えています。
朝方発表の5月の米消費者物価指数(CPI)は、市場予想以上に上昇していましが、米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和の縮小を急ぐほどではないと受け止められ、米長期金利も落ち着いており、株買いを後押ししています。
5月の(CPI)は前年同月比(5.0%)上昇と4月(4.2%上昇)から加速し、市場予想(4.7%上昇)も上回っています。市場では「低調だった前年の反動に伴う物価押し上げ効果は今後和らぐ」、また、「(FRB)が来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で考えを変えることはない」との見方から、前日まで(CPI)発表を控えて様子見が続いていただけに買い安心感が広がりました。
米長期金利は(CPI)発表後に一時前日比(0.04%)高い(1.53%)を付けています。ただ、売り一巡後は買いが優勢になり、前日比(0.01%)低い(1.48%)を付ける場面もありました。長期金利が低下すると買われやすいハイテクなど高PER(株価収益率)銘柄への買いが目立っています。
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