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- ノーベル経済学賞@<デビッド・カード>、<ヨシュア・アングリスト>、<グイド・インベンス>
スウェーデンの王立科学アカデミーは、日本時間の11日午後7時前、ことしのノーベル経済学賞に、社会に起きた変化の前後などを比較する〈自然実験〉と呼ばれる手法を確立し、労働市場の分野で大きな研究成果を挙げたアメリカの大学の研究者3人を発表しています。
受賞が決まったのは、いずれもアメリカの大学の研究者で、カリフォルニア大学バークレー校の<デビッド・カード>教授(65)、マサチューセッツ工科大学の<ヨシュア・アングリスト>教授(61)とスタンフォード大学の<グイド・インベンス>教授(58)の3人です。
授賞理由について、王立科学アカデミーは「〈自然実験〉と呼ばれる手法を使って、労働市場に関する新たな知見を提供した」としています。
経済学の分野では、一般的に社会実験でものごとを証明することが難しいとされていますが、3人は、社会に起きた変化の前後などを比較する〈自然実験〉と呼ばれる手法を確立しました。
また、<デビッド・カード>氏は、労働者の最低賃金を引き上げた場合に、負担が増した企業は雇用を減らすはずだとされていた常識が必ずしも正しくないことを〈自然実験〉の手法を用いて実証するなど、労働市場の分野で大きな研究成果を挙げたことが評価されています。
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