60年前にデビューし、深緑とベージュのレトロな外観が市民や鉄道ファンに長く親しまれてきた札幌市の路面電車の車両「Ⅿ101」が老朽化のため、31日に引退を迎えます。 札幌市交通事業振興公社によりますと、「Ⅿ101」は高度経済成長期の1961年(昭和36年)7月21日に登場しました。 通勤ラッシュを緩和するため、子となる片運転台形の「Tc1形・Tc1号」の車両を引いた2両編成で走り、その姿から「親子電車」の愛称が付けられていました。 引退後は、2022年(令和4年)秋の札幌市交通資料館リニューアルオープン時に「子」となる「Tc1」と共に展示される予定です。