日経平均株価(3月22日)@終値2万7224円11銭
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円相場が対ドルで6年ぶりの水準まで下落するなか、輸出関連株を中心に買いが入りました。円安ドル高の背景には、事実上のゼロ金利政策を解除した米連邦準備理事会(FRB)と、大規模緩和を続けている日銀の金融政策の違いが出ています。
円相場は、3月7日から約2週間で約5円、値下がりしています。外国為替市場で一時1ドル=120円台と2016年2月以来6年1カ月ぶりの円安・ドル高水準となり、輸出採算が改善するとの見方から自動車関連株や機械株など輸出関連株に買いが入っています。主要な輸出企業は今期の想定為替レートを1ドル=110円程度としている場合が多く、利益の押し上げ期待が高まりました。
ハイテク株比率の高い米ナスダック総合株価指数は18~21日の2営業日で差し引き(1.6%)上昇しており、日経平均への寄与度が大きい値がさのハイテク株が上昇したのも株価指数を押し上げています。
終値は6日続伸し、前週末比396円68銭(1.48%)高の2万7224円11銭と、終値としては(2月18日)の「2万7122円07銭」以来およそ1カ月ぶりに2万7000円台を回復しています。6日続伸するのは、2021年8月30日~9月8日に8日続伸して以来です。