28日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反落し、前週末比162円64銭(0.58%)安の2万7987円20銭で前場を終えています。
前週末まで日経平均は9日続伸したため、目先の利益を確定する売りが優勢となりました。下げ幅は一時300円を超えています。
前週末25日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は上昇する一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は小幅に下落したのを反映、値がさのハイテク関連に利益確定売りが出ており、指数を押し下げました。
もっとも、午前の中ごろから日経平均は下げ渋っています。日銀が10時10分に指定した利回りで無制限に国債を買い取る「指し値オペ(公開市場操作)」を実施すると通知しています。日米金利差の拡大への思惑で円相場が1ドル=123円台まで下落し、輸出関連に追い風になるとの見方から株価指数先物に買いが入り、相場を支えました。
終値は、10営業日ぶりに反落し、前週末比205円95銭(0.73%)安の2万7943円89銭で取引を終えています。
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