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- ウクライナ情勢(14)ロシア軍、首都近郊の軍事活動縮小
29日、 ロシアの<フォミン>国防次官はウクライナの首都キエフと北部チェルニヒウ近郊における軍事活動を大幅に縮小すると発表しています。停戦交渉が順調に進んでいる兆候を示唆しています。
<フォミン>国防次官はトルコ・イスタンブールで開かれたウクライナとロシアの交渉終了後、「相互信頼を高め、さらなる交渉や合意書に署名するという最終的な目標達成に必要な条件を整えるため」、軍事活動を決定したと語った。また、ロシア側の交渉団がモスクワに戻った後、詳細を公表すると述べていますが、ロシア軍が大規模な攻撃を展開しているウクライナ東部や南部については言及しませんでした。
ロシア側の交渉責任者を務める<ウラジーミル・メジンスキー>大統領補佐官は、キエフ近郊における軍事活動縮小について、1カ月以上続く紛争解決に向けロシア政府が取る2つのステップの1つとしています。
もう1つのステップは、両国の外相が和平条約に署名した段階で、ロシアの<プーチン>大統領とウクライナの<ゼレンスキー>大統領の会談開催に合意することとしました。
ウクライナの交渉担当者は、29日の協議で安全保障と引き換えに中立化を提示したと述べています。ウクライナは軍事同盟に加わらず軍事基地も提供しないことになります。
<ウラジーミル・メジンスキー>大統領補佐官は「近くこれら提案を検討し、プーチン大統領に報告する」と語り、ウクライナからの要求には、ウクライナの欧州連合(EU)加盟にロシアが反対しないという提案も含まれるとしています。
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