21日投票のオーストラリア総選挙は即日開票され、政権党が決まる下院(任期3年・定数151)で最大野党・労働党が、<モリソン>首相(54)の与党保守連合を破り、現政権による物価高や気候変動への対応などに不満を抱く有権者の支持を集めて勝利し、2013年以来9年ぶりの政権交代となります。
<アルバニージー>党首(59)が23日に首相に就任します。新首相として、24日に東京で開かれる日米豪印の連携枠組み「クアッド」(日・米・豪・印)首脳会議に出席することになります。
日本が米国との同盟関係に準ずる「準同盟国」と位置付ける豪州は、「クアッド」にも参加。労働党は、対米関係を重視する現政権の外交政策への支持を表明していますが、「親中派」との見方もあり、対中国で日米などとの足並みに影響を与える可能性が懸念されます。
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