移動中の車中からの撮影になりましたので、構図・ピントもいいとは言えませんが、西洋では「茂みの中の悪魔」と表現されるほど、なんだか変わった風情の花姿をしています【ニゲラ】としての特徴は捉えられていると思います。
キンポウゲ科クロタネソウ属の【ニゲラ】は、地中海沿岸から西アジアに分布する一年草で、16種が分類されています。白や青、紫紅色の花弁のように見える部分は「萼片」で、「苞」と呼ばれる糸状の葉が花を包むように覆っています。本当の花弁は退化していて目立ちませんが、八重咲きの品種では花弁が萼片のように発達しています。
一般に親しまれる種は、南ヨーロッパ原産の「クロタネソウ」です。秋まき一年草ですが、こぼれダネでもよく増え、手入れをしなくとも元気に毎年咲いてくれる重宝な花の一つで花壇植えによく利用されています。
花後にできる果実は大きく発達し、このころに収穫して風通しのよい日陰に吊るして乾燥させれば、ドライフラワーになります。また、果実には多くのタネが入っていて、バニラのような芳香があります。
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