27日、新型コロナウイルス感染の「第7波」で、「変異株〈BA.2.75〉」への置き換わりが進む可能性があることが、<西浦博>京都大教授の分析が公表されています。厚生労働省専門家組織の会合で示されました。現在主流の「変異株(BA.5)」より感染力が約3倍高いとの指摘もあり、世界で警戒が強まっています。
国立感染症研究所によりますと、「変異株〈BA.2.75〉」はかつて主流でした「変異株〈BA.2〉」の一系統。変異部分の特異さから、ギリシャ神話に登場する上半身が人間、下半身が馬の「ケンタウロス」とも呼ばれています。6月にインドで報告され、同国では「変異株〈BA.5〉」からの置き換わりが進んでいます。ワクチン接種でできる免疫をすり抜ける恐れも指摘されていますが、重症化リスクの程度は不明といいます。
日本でも12日に神戸市、27日に愛知県などで見つかっており、東京都が21日に公表したウイルスの解析報告では2人の感染者が判明しています。
<西浦博>教授は「既に都内で流行が始まっていることが示唆される。インドでの置き換えを踏まえると、第7波は「変異株〈BA.2.75〉」系統に置き換わりながら拡大する可能性がある」と分析しています。
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