日経平均株価(7月28日)@終値2万7815円48銭
Jul
28
前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後の米株高を受けた買いが先行し、朝方には取引時間中では(6月10日)「終値:2万7848円79銭」以来、およそ1カ月半ぶりに節目の2万8000円を上回り「2万8015円68銭」の高値を付けています。ただ、その後は利益確定売りなどに押されて伸び悩み、下げに転じています。
米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>は27日、通常の3倍にあたる(0.75%)の利上げを決めた(FOMC)後の記者会見で、利上げペースを緩和する可能性を示唆。今後の利上げ幅が縮小するとの見方が広がり、前日の米株式市場でハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は(4.1%)超高と、今年最大の上昇率となりました。東京市場でも運用リスクを取りやすくなり買いが幅広い銘柄に入った。
ただ、2万8000円は今年に入って上値抵抗となっている水準とあって、目標達成感から利益確定売りや戻り待ちの売りを出す投資家が増えた。米金融引き締めが減速するとの観測から外国為替市場で円高・ドル安が進行したことも、輸出関連株のウエートが大きい日本株の上値を抑える要因となっています。
終値は続伸し、大引けは前日比99円73銭(0.36%)高の2万7815円48銭で取引を終えています。