『男はつらいよ 寅次郎の告白』@BSテレ東
Aug
12
前作『男はつらいよ 寅次郎の休日』と同様に、「満男」(吉岡秀隆)と「泉」(後藤久美子)、「寅次郎」と「聖子」(吉田日出子)の恋が同時進行で描かれています。
「寅次郎」の甥「満男」が想いを寄せる「泉」が東京の大手楽器店に就職のための面接に再び上京します。それと同時に「寅次郎」も、柴又へ帰ってきました。久しぶりに皆で楽しい一時を送る「泉」でした。翌日、「泉」の会社訪問に付き添う「満男」でしたが、結局、就職はうまくいかないまま「泉」は静岡に帰ってしまいます。
また「寅次郎」も再び旅に出、日本海沿岸の鳥取へと向かいます。ところがそこで偶然「泉」と再会する「寅次郎」でした。母親(夏木マリ)の再婚を素直に喜べない「泉」は、その寂しさを紛らすために鳥取まで来たのでした。一方、そのことを彼女からの絵葉書で知った「満男」も鳥取へと向かい、「泉」と再会。「寅次郎」はふたりと共に、かつて恋したことのある「聖子」が営む旅館へと案内します。
そしてそこで「聖子」の亭主が死んでしまっていたことを知る「寅次郎」でした。四人で楽しい日々を過ごしますが、ようやく母親の再婚を祝福する決心がついた「泉」は、「満男」と共に静岡へと戻ります。「寅次郎」も結局、「聖子」に想いを告白出来ないまま、鳥取を後にするのでした。