<藤井聡太竜王>(198)第1局黒星@第35回竜王戦七番勝負
Oct
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<広瀬章人八段>は第31期竜王戦七番勝負で<羽生善治九段>のタイトル獲得数通算100期を阻み、初の竜王位に就きましたが、翌年、<豊島将之九段>の挑戦に屈し1期での失冠となっています。
タイトル戦では初顔合わせとなる2人。先手番の<広瀬章人八段>の誘導で角換わり腰掛け銀へ。1日目から広瀬八段の攻めが続き60手目で封じ手で終わり、2日目も<藤井聡太竜王>は防戦を強いられました。中盤から既に大きく離されてしまい、終盤は決死の粘りを見せるも及びませんでした。
昨年の防衛線とは違い、棋聖戦で<永瀬拓矢王座>(30)、王位戦で<豊島将之九段>(32)、竜王戦で<広瀬章人八段>と、違う顔合わせの番勝負が続いており、開幕黒星は3シリーズ連続となりました。しかし、2日制対局での対応力の高さも光り、第1局が黒星でも、第2局以降は全て連勝で防衛しています。
<藤井聡太竜王>の初防衛がかかる一方、<広瀬章人八段>は、4年ぶりの竜王返り咲きを目指す第二局は、10月21、22日に京都市の「総本山仁和寺」で指されます。