ブナ科コナラ属の【クヌギ】の実が、発根しています。根が地面に伸びてから、新芽の発芽となります。
どんぐりの種類は、日本固有種で「22種」(交雑種や変種、亜種などを含めるとさらにある)あります。分布域は北海道から沖縄まで、樹種によっては広範囲にまたがっています。秋の味覚の<栗>もブナ科クリ属としてどんぐりの仲間です。
どんぐりは大きく分けて①堅果と②殻斗に分けられます。この特徴でもって22種類の同定ができます。
〈堅果〉は、堅く乾燥した果実、またはその皮のこと。基本的には楕円状に丸みを帯びた形状ですが、樹種により大きさや色味が微妙に異なります。クヌギや一番大きなどんぐりのオキナワウロジロガシ・アベマキのように球形に近いものやそばの実のような三角錐の形(ブナ、イヌブナ)、クリのように三角錐的に丸みを帯びているものもあります。小さなどんぐりでは、ツブラジイ、スダジイ、ブナなどです。個体によって異なる場合もあります。花が咲き、その年にどんぐりが成る「1年成」と、翌年に成る「2年成」があります。
〈殻斗〉は、お椀のような形の殻の部分のことです。「ぼうし」や「はかま」などと俗的には呼ばれているようですが、次の4つに大別されます。①浅いお椀形で、鱗片がうろこ(網目)状のタイプ、②浅いお椀形で、鱗片が横じま模様、③全体をすっぽりまたはチューリップのような形で包む、④イソギンチャクのようなヒゲ状のタイプです。<栗>やこの【クヌギ】のイガは④のヒゲタイプになります。
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