ダウ平均株価(5月9日)@終値3万3561ドル81セント
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市場予想によれば、(CPI)の上昇率は3月の(0.1%)から(0.4%)と高まる見通しです。インフレ圧力の根強さが改めて意識されると、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ継続の見方が強まるとの警戒心が残ります。引き締めの継続で米景気が冷え込めば、株式相場には逆風となります。
米債務上限問題も投資家心理の重荷となっています。9日には<バイデン大統領>と野党・共和党の<マッカーシー下院議長>が引き上げを巡って協議します。ただ、現時点では両者の主張には隔たりが大きく、米政府が債務不履行(デフォルト)に陥るとみる投資家は多くありませんが、先行きの不透明感が意識されています。
終値は小幅に続落し、前日比56ドル88セント安の3万3561ドル81セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反77.365ポイントポイント(0.63%)安の1万2179.553でした。