ファルコン植物記(2138)@【ヘクソカズラ】(2)
Jul
20
【ヘクソカズラ】は、アカネ科ヘクソカズラ属の蔓性多年草で、やぶや道端など至る所に生える野草です。7~9月に中心部が赤紅色の白い小花を咲かせます。葉や茎など全草を傷つけると、悪臭を放つことから屁屎葛(ヘクソカズラ)の名がつけられています。
原産は日本の在来種で、ほぼ日本の全土、東アジアに分布しています。花は葉腋から短い花序を出し、2出集散花序を形成して、花弁・花冠が白く、内面中心が紅色の花を多数咲かせます。花形は漏斗形で、花冠は浅く5裂しています。花の色や形には微妙に個体差があり、花びらが広がるタイプや後方へ反り返るタイプがあったり、赤い部分の面積にも大小が見られます。
葉や茎を傷をつけなければ悪臭はありませんが、チョウ目(鱗翅目)スズメガ科の「ホシホウジャク」の幼虫が大好きな食草です。
Posted at 2023-07-20 20:35
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Posted at 2023-07-20 20:48
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