20日の東京外国為替市場で円相場は反落しました。17時時点は「1ドル=148円10~11銭」と、前日の同時点に比べ46銭の円安・ドル高でした。17時前には一時148円17銭近辺と、2022年11月以来およそ10カ月ぶりの安値をつけています。
原油高によるインフレ再燃への警戒を背景に米金利の先高観がくすぶるなか、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが出ています。
日本時間20日午後に発表されました8月の英消費者(CPI)の上昇率が市場予想に反して低下でした。英イングランド銀行(中央銀行)による利上げ長期化観測が和らぎ、ドルやユーロに対するポンド売りが出ました。円に対するドル買いにつながり、円は夕方にかけて一段安となっています。
日本政府・日銀による円買いの為替介入への警戒感から下げ渋る場面もありました。<神田真人財務官>は20日朝、円相場について「海外の当局、とりわけ米当局とは過度な変動が好ましくないとの認識を共有している」などと発言。<イエレン米財務長官>も相場変動を抑える目的での介入に理解を示したとの報道もあり、円は朝方に一時147円70銭近辺まで下げ幅を縮めています。
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