7日午前のニューヨーク外国為替市場では、日銀による早期の金融政策修正観測を背景に円買い・ドル売りが進み、円相場は一時「1ドル=143円台後半」まで急伸しています。8月上旬以来、約4カ月ぶりの高値水準となりました。 <植田和男日銀総裁>の参院財政金融委員会での「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」の発言、午後には首相官邸で<岸田文雄首相>と会談などを背景に、日銀がマイナス金利政策を早期に解除するとの見方が浮上しています。 東京市場で円が買われた流れを引き継いでいます。ロンドン市場では損失確定のドル売りも巻き込み、144円台半ばまで上昇。ニューヨーク市場に入ってからは一段高となりました。