自分の性自認に迷う子どもの葛藤と、寄り添う家族の姿をつづったスペイン製作のヒューマンドラマ『ミツバチと私』が、2024年1月5日より公開されています。
夏のバカンスでフランスからスペインにやって来た家族。8歳の「アイトール」は自分の性自認が分からず、違和感と居心地の悪さを抱えて心を閉ざしています。母はそんな「アイトール」を愛しながらも、向き合い方に悩んでいました。
ある日、叔母が営む養蜂場でミツバチの生態を知った「アイトール」は、ハチや自然とのふれあいを通して心をほどき、ありのままで生きていきたいという思いを強めていきます。
オーディションで選ばれた新人<ソフィア・オテロ>が主人公「アイトール」を繊細かつ自然に演じ、2023年・第73回ベルリン国際映画祭にて史上最年少となる8歳で最優秀主演俳優賞(銀熊賞)を受賞しています。
スペインの新鋭<エスティバリス・ウレソラ・ソラグレン>が長編初監督・脚本を手がけた作品です。