神戸：ファルコンの散歩メモ

１５日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比７０銭円高・ドル安の「１ドル=１４９円８５〜９５銭」で取引を終えています。円の安値は「１ドル＝１５０円２５銭」でした。朝発表の１月の米小売売上高が市場予想を下回りました。米長期金利が低下し、円買い・ドル売りが優勢でした。

 

１月の米小売売上高は前月比（０．８%減）と市場予想（０．３%減）以上に減少しました。米国の消費減速が意識され、長期金利は一時前日に比べ（０．０７%）低い（４．１８%）まで低下しています。日米金利差の縮小観測から円買い・ドル売りが入り、円相場は高値となる「１ドル＝１４９円５１銭」近辺まで上昇しています。

 

ただ、円相場は伸び悩む場面が目立ちました。小売売上高が市場予想を下回る一方で、ニューヨーク連銀とフィラデルフィア連銀が１５日に発表しました２月の製造業景況指数は市場予想以上に改善しています。全米住宅建設業協会（ＮＡＨＢ）が同日発表した２月の住宅市場指数も市場予想を上回りました。

 

米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が早期に利下げするとの観測が後退する中で、円買い・ドル売りの勢いは限られています。