16日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日ぶりに反落して始まりました。朝発表の1月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回る伸びを示しました。米連邦準備理事会(FRB)による利下げが市場の想定より後に遅れるとの見方が一段と強まり、株式相場の重荷となっています。
(PPI)の発表後に長期金利が上昇し、相対的な割高感が意識されやすい株式に売りが出ている面もある。
同日朝発表の1月の住宅着工件数が市場予想を下回りました。悪天候による影響がある一方、景気に減速感が出ているとの受け止めから、景気敏感株の一部に売りが出ています。
ダウ平均株価は、前日比145ドル13セント(0.37%)安の3万8627ドル99セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比130.52ポイント(0.82%)安の1万5775.65でした。
S&P500種株価指数は、前日比24.16ポイント (0.48%)安の5005.57でした。