「1ドル=149円99銭」
Feb
20
20日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前週末比25銭円高・ドル安の「1ドル=149円95銭〜150円05銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=149円70銭」、安値は「1ドル=150円20銭」でした。
午前発表の1月の米景気先行指標総合指数が前月比(0.4%)低下の「102.7」と市場予想以上に低下しました。これを受けて、米債券市場で長期金利が低下。日米の金利差が縮小するとの見方から円買い・ドル売りが進んでいます。
円買い・ドル売りが一巡した後、円相場は伸び悩み、前週発表の1月の米消費者物価指数(CPI)と米卸売物価指数(PPI)が市場予想より上振れしたことで米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測が大幅に後退しています。
(FRB)の早期利下げ観測が後退する一方、1月の米小売売上高が市場予想以上に落ち込んだことで米経済の減速も意識され、円相場は方向感が乏しくなりました。市場では21日午後には(FRB)が1月30〜31日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表します。内容を見極めたいと様子見の雰囲気もありました。