日経平均株価(3月12日)終値3万8797円51銭
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12日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、午前終値は前日比233円57銭(0.60%)安の3万8586円92銭でした。前日の米ハイテク株が下落した流れを受け、東京市場でも値がさのハイテク銘柄に売りが優勢でした。商社や銀行への売りも目立ち、前日に日銀が上場投資信託(ETF)の買い入れを見送っており、(ETF)購入を含む大規模緩和策の早期終了への警戒が強まったことも重荷として意識されました。
11日の米市場では高値圏で推移していたハイテク株に売りが目立ち、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は(1.36%)下げています。東京市場でも寄与度が大きい東エレクなどに売りが優勢となり、日経平均を押し下げています。
日銀は11日、(ETF)の買い入れを見送りました。東証株価指数(TOPIX)の11日午前終了時点の下落率は(ETF)買い発動の基準とみられる「2%」を上回っていました。
売り一巡後は下げ幅を縮小しています。国内経済のデフレ脱却期待や堅調な企業業績など、国内株式市場での買い材料は依然として健在との見方は強いようです。前日の日経平均が一時1100円安と大幅に下落し、短期的な自律反発を狙った買いも入りやすくなり、12日午前の東京外国為替市場で円相場が円安方向に振れたことも、輸出関連銘柄への買いを誘った面が見られます。
終値は小幅に続落し、終値は前日比22円98銭(0.06%)安の3万8797円51銭でした。