2日、米労働省が発表しました2月の雇用動態調査(JOLTS)の求人件数は8000件増の「875万6000件」でした。史上予想は「874万件」でした。
1月分は「874万8000件」と、前回発表の「886万3000件」から下方改定されています。
2月の失業者1人当たりの求人件数は「1.36件」と、1月の「1.43件」から減少しました。
ただ失業者1人当たりの求人件数の減少は労働市場の重大な変化を示すものではなく、「力強い労働市場を望む連邦準備理事会(FRB)当局者にとって心配することはないが、労働力に対する明らかな過剰需要の減少が極めてゆっくりとしか進んでいないことから、連邦公開市場委員会(FOMC)で近い将来に利下げが決定される可能性は低い」とみられています。