13日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続伸し、午前終値は前週末比14円48銭(0.04%)高の3万8243円59銭でした。
午前中に下げ幅は200円を超え、取引時間中としては2日以来およそ1週間ぶりに節目の3万8000円を下回り「3万7969円58銭」の安値を付ける場面もありましが、下値では好業績銘柄を中心に買いが入っています。ただ、日銀の政策正常化の観測が投資家心理の重荷となり、積極的な買いは見送られています。
13日午前の国内債券市場で長期金利は、前週末比(0.035%)高い(価格は下落)(0.935%)と、2023年11月以来およそ半年ぶりの高さをつけています。
日銀は同日通知した定例の国債買い入れオペ(公開市場操作)で、残存期間「5年超10年以下」の購入予定額を4250億円とし、前回(4750億円)から500億円減らしています。
日銀の政策正常化の一環とみられる国債買い入れの減額が今後も続けば、金利上昇に伴い高バリュエーション(投資尺度)銘柄を中心に株式への売りが強まるとの懸念が出ています。
終値は小幅に小幅に反落し、前週末比49円65銭(0.13%)安の3万8179円46銭でした。