外国為替市場で円相場がやや円高・ドル安に振れており、自動車など主力の輸出関連株に売りが出ています。円高などを背景に海外短期筋とみられる先物売りも断続的に出て、日経平均を下押ししています。
日経平均株価はこのところ上昇基調で推移して心理的節目の3万9000円を上回ってきていましたが、12日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表などを控え、利益確定売りが出ています。
もっとも日経平均株価は下げ渋る場面もありました。前日の米市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が過去最高値を更新し、東京市場でも半導体関連の一角は底堅く推移しています。
新たな人工知能(AI)活用策を示し、株価が急伸した米アップルの関連銘柄とされるTDKや村田製作所など電子部品の一角には買いが入りました。
終値は、前日比258円08銭(0.66%)安の3万8876円71銭で取引を終えています。