24日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は5営業日続伸して始まりました。相対的に出遅れ感のあった銘柄に買いが入り、ダウ平均株価を支えていますが、主力ハイテク株の一部には売りが先行しています。
24日は目立った米経済指標の発表がなく新たな取引材料に乏しいなか、6月に下げていた景気敏感株やディフェンシブ株の一角が買われています。ダウ平均株価の構成銘柄では、シェブロンやJPモルガン・チェース、ユナイテッドヘルス・グループが高く、IBMやダウも買いが先行しています。
ダウ平均株価の構成銘柄ではありませんが、
「エヌビディア」は3日続落して始まり、前週末比(3%)あまり下げる場面がありました。アーム・ホールディングスやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など他の半導体関連株の一部にも売りが出ています。人工知能(AI)関連で業績期待が高い銘柄には短期的に買われすぎとの見方があり、主力株への利益確定売りは相場の重荷となりました。
ダウ平均株価は、前週末比260ドル88セント(0.67%)高の3万9411ドル21セントでした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前週末日比192.54ポイント(1.09%)安の1万7496.82でした。
S&P500種株価指数は、前週末日比16.57ポイント (0.31%)安の5447.87でした。