「1ドル=153円76銭」
Jul
26
26日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前日比15銭円高・ドル安の「1ドル=153円75〜85銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=153円10銭」、安値は「1ドル=154円72銭」でした。
朝発表の米物価指標がインフレ鈍化基調を示しました。米利下げ観測が一段と強まり円買い・ドル売りを誘っています。
26日発表の6月の米個人消費支出(PCE)物価指数が前月比(0.1%上昇)と、市場予想と一致しました。前年同月比では(2.5%上昇)と5月(2.6%)から伸びが鈍化しています。エネルギーと食品を除くコア指数も前月比、前年同月比ともに市場予想通りでした。
米物価指標を受けて連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げを始めるとの見方が改めて意識されています。米長期金利は前日比(0.05%低い)、債券価格は高くなる(4.19%)で終えています。日銀の利上げが近いとの見方が意識されるなか、円の売り持ち高の解消が続いた面もありました。
半面、円の上値は重く、前日には対ドルで151円台と5月上旬以来の高値を付けていました。市場では、「円売りの持ち高解消の動きが一巡しており、米株式相場が上昇したのも、低リスク通貨とされる円の重荷となりました。
来週30〜31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)や、30日~31日開催されます日銀の金融政策決定会合の動向が注目となりそうです。
Posted at 2024-07-26 16:11
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Posted at 2024-07-26 16:20
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