「1ドル=152円79銭」
Jul
30
30日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前日比1円30銭の円高・ドル安の「1ドル=152円70〜80銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=152円66銭、安値は「1ドル=155円01銭」でした。
日銀が31日まで開く金融政策決定会合で追加利上げを検討すると伝わり、市場では7月の利上げに否定的な見方もあったため、報道を受けて円買い・ドル売りが広がりました。
NHKや時事通信・見本経済新聞電子版など国内メディアよれば、現在は(0〜0.1%)の政策金利を(0.25%)に引き上げる案が有力だといいいます。日銀は、賃金上昇を背景に日本の物価と景気が上向いているとみているようです。
中東情勢を巡る地政学リスクの高まりも円相場を支えました。イスラエルがレバノンの首都ベイルートで同国のシーア派勢力ヒズボラの司令官を狙った攻撃を仕掛けたと30日に伝わり、「低リスク通貨」とされる円の買いを促しました。
31日には米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を発表するほか、<パウエル(FRB)議長>の記者会見を控えています。経済や金融政策の見通しについてどのような言及をするのか確認したい市場参加者は多く、様子見の雰囲気もみられました。