日経平均株価(8月7日)終値3万5089円62銭
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7日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸し、午前終値は前日比789円15銭(2.28%)高の3万5464円61銭でした。日銀の<内田真一副総裁>が北海道函館市で開いた金融経済懇談会で「金融資本市場が不安定な状況で、利上げをすることはない」と明言しました。円安進行とともに海外短期筋が株価指数先物に買いを入れ、朝方に安く始まった日経平均は上昇に転じています。
<内田真一副総裁>は政策金利について「当面、現在の水準で金融緩和をしっかりと続けていく必要がある」との考えを示しました。外国為替市場で円相場は一時「1ドル=147円台半ば」に急落。財務省と金融庁、日銀は前日に国際金融資本市場に関する情報交換会合(3者会合)を開いており、「金融資本市場に配慮した発言になりやすい」とみられています。
銀行や保険など金融株の上昇が目立ちました。東証株価指数(TOPIX)の上昇率は。(3.3%)を超え、日経平均の上昇率よりも大きくなっています。市場では、今月に入ってからの株価急落と金利低下(債券相場は上昇)を受け、国内年金の国内株式の買い余力が増しているとみられています。市場予想を上回る四半期決算や自社株買いを発表した個別銘柄の物色も活発で、相場を押し上げています。
終値は、前日比414円16銭(1.19%)高の3万5089円62銭で終えています。