6日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、午前終値は前日比89円04銭(0.24%)安の3万6568円05銭でした。
外国為替市場の円高・ドル安が輸出関連株を中心に重荷になりました。一方、前日までの大幅安を受けて自律反発狙いの買いが入り、日経平均は一進一退となっています。
円相場が
「1ドル=143円台前半」と円高基調で、トヨタなど自動車株の一角が軟調でした。日本時間の今晩に発表されます8月の米雇用統計が労働市場の軟化を示せば、週明けに円高がさらに進む可能性があり、買いに進みにくい状況でした。
東エレクやアドテストなど値がさの半導体関連株が下落し、相場全体に響いています。米半導体製品大手ブロードコム株が5日発表しました5〜7月期(第3四半期)決算を受けて、時間外取引で下落したことが嫌気されています。
後場に入り日経平均株価は一段安となり、外国為替市場で円の対ドル相場で「1ドル=142円台」まで上昇し、機械や自動車など輸出関連銘柄を中心に売りが優勢となり、円高進行に加え、今晩発表の8月の米雇用統計を前に手じまい売りも出ているようです。
終値は、前日比265円62銭(0.72%)安の3万6391円47銭で終えています。