20日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落して始まりました。前日に最高値を更新したあとで、主力株の一部には持ち高調整や利益確定の売りが優勢となりました。
前日にはダウ平均株価が初めて4万2000ドル台に乗せ「4万2025ドル19セント」の最高値でした。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は(7月16日)以来2カ月ぶりに最高値を更新して「5713.64」でした。大型ハイテク株や半導体関連に買いが入り、指数を押し上げていました。20日の取引では、週末を前にした持ち高調整の売りも出やすい常用でした。
もっとも、ダウ平均の下値は堅く、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに転換し、景気を下支えする姿勢を打ち出しています。米経済がソフトランディング(軟着陸)できるとの観測は引き続き投資家心理の支えとなっています。
ダウ平均株価は、前日比38ドル17セント(0.091%)高の4万2062ドル36セントで終え、前日に付けました過去最高値を、小幅ながら更新しています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比65.66ポイント(0.36%)安の1万7948.32でした。
S&P500種株価指数は、前日比11.09ポイント (0.19%)安の5702.55でした。