神戸：ファルコンの散歩メモ

北海道東部・中標津町で、「風見民子」は一人息子の「武志」を育てながら、亡き夫の遺した牧場を経営していました。ある冬の夜、激しい雨の中、一人の男が民子の家を訪れます。納屋に泊めてもらった彼は牛のお産を手伝い、翌朝去っていきました。  そして夏。男が再び現れ、牧場で働かせてくれといいます。男手のない「民子」は彼を雇うことにします。彼は「田島耕作」と名乗り、その日から納屋に寝泊まりして働き出します。

 

「武志」にもすっかり懐かれた「耕作」は「民子」に、ここにずっと留まってもいいと言われます。  やがて秋、土地の人達が待ち焦がれる草競馬の季節がやってきます。「耕作」も「民子」の馬で出場、見事１着でゴールインします。興奮する「民子」、「武志」、観客たちでした。しかしその中に、刑事の姿がありました。「田島か」という刑事の質問に、「耕作」は「人違いだ」と答えますが。