日経平均株価(10月2日)終値3万7808円76銭
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2日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、午前終値は前日比638円21銭(1.65%)安の3万8013円76銭でした。日経平均の下げ幅は、一時700円を超え、心理的節目の3万8000円を割り込み、「3万7892円27銭」の安値を付けています。
1日の米株式市場ではダウ工業株30種平均株価など主要指数が下落でした。イスラエル軍が、イランがイスラエルに向けてミサイルを発射したと発表し、大半は撃墜されたとみられるものの、イスラエル軍報道官は反撃を示唆しており、中東の緊迫の度合いは一段と高まっています。投資家のリスク回避姿勢に伴う売りが幅広い銘柄に優勢でした。
前日の米ハイテク株安の流れを受け、東京市場でも東エレクやアドテストなど半導体関連株が軒並み下落しています。1日の米株式市場でアップルは前の日に比べ(2.91%))下げました。欧州系金融機関が9月発売の最新スマートフォン「iPhone16」の需要が弱い可能性に言及し、材料視する売りが膨らんでいます。TDKや村田製、太陽誘電など電子部品関連の下げも目立ちました。
市場では、中東情勢の緊迫化や米国の東海岸とメキシコ湾岸の港湾で労使交渉が決裂し、米東海岸の港湾で発生したストライキの影響も不透明で、投資家はリスクをとりづらい状況です。
中東情勢を巡る緊張の高まりで、原油供給への影響が出るとの見方から1日の米原油先物相場が上昇し、INPEXなどの原油関連株は買われました。三井物などの商社株も高くなっています。
終値は大幅に反落し、前日比843円21銭(2.18%)安の3万7808円76銭で終えています。