本日<13:00>より「NHK-BS」にて、1995年アメリカ製作の『原題:Mr. Holland's Opus』が、邦題『陽のあたる教室』として、1996年4月27日より劇場公開されました音楽教育に30年間を捧げた高校教師の半生を描いた心温まる作品の放送があります。
1965年、30歳の「グレン・ホランド」は作曲の時間が欲しくてバンド演奏をやめ、新設のジョン・F・ケネディ高校の音楽教師になりますが、教壇に立ってみると生徒にはまるで聞く気がなく、オーケストラの授業もてんでバラバラ。彼はそんな生徒たちに音楽に興味を持たせ、彼らの心を少しでも豊かにすることに次第に熱中していきます。妻の「アイリス」は写真の仕事で家計を助けながら夫を温かく見護っています。
1967年に息子が生まれ、<ジョン・コルトレーン>にちなんで<コール>と名付けますが、彼は先天的な聾者で、息子にも音楽を教えたかった「ホランド」は深く悲しみます。ベトナム戦争で「グレン」の元教え子にも戦死者が出ます。ホランド夫妻は息子を聾唖専門の学校に入れ、自分たちでも手話を習いだしますが、「アイリス」の熱心さとは裏腹に、「グレン」は逃避するように仕事に没頭するのでした。
「グレン・ホランド」に<リチャード・ドレイファス>で、劇中で演奏するピアノも吹き変えなしで担当。「アイリス・ホランド」に<グレン・ヘドリー>、「ビル・マイスター」に<ジェイ・トーマス>、「ヘレン・ジェイコブズ校長」に<オリンピア・デュカキス>ほかが出演。
監督は<スティーブン・ヘレク>。音楽は『未来世紀ブラジル』・『ドンファン』の<マイケル・ケイメン>が担当。使用曲はベートーヴェンの交響曲第5・第7番、バッハの『ト長調メヌエット』はじめ、<ガーシュイン>、<レイ・チャールズ>、<ジョン・レノン>など多彩です。