日経平均株価(10月11日)終値3万9605円80銭
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11日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比231円93銭(0.59%)高の3万9612円82銭でした。ファストリテイリングが前日に発表した市場予想を上回る決算と増配を手掛かりに実質的な上場来高値を更新し、相場を押し上げました。
米長期金利の上昇が一服したのを支えにハイテク株の一角にも買いが入り、日経平均は上げ幅を広げる場面もありましたが、前日の米株式市場の下落は3連休を前に上値を抑えています。
ファストリテイリングは前引けで(3.8%)高となり、1銘柄で日経平均を170円ほど押し上げています。このところ株価は上昇基調にあり、好決算はある程度株価に織り込まれていたとみられますが、増配も発表したことで次第に買いが強まる展開となりました。ファストリテイリング株の上昇につれて日経平均も強含む場面が目立ちました。
アドテストなどハイテク株の一角も買われています。米労働市場の減速が意識されたことで前日は米長期金利の上昇が一服でした。国内の長期金利もやや低下し、ハイテク株の買いを誘ったとみられます。半面、2024年3〜8月期の本業のもうけを示す連結営業利益が、前年同期より2割強減った決算のセブン&アイが大きく下げたほか、食料品など内需株で下落する銘柄が多くありました。
終値は3営業日続伸し、前日比224円91銭(0.57%)高の3万9605円80銭で終えています。