神戸：ファルコンの散歩メモ

１８日午前の東京外国為替市場で、円相場は上昇でした。１２時時点は「１ドル＝１５４円７０〜７１銭」と前週末１７時時点と比べて１円０７銭の円高・ドル安でした。

 

このところ急速に進んだ円安・ドル高で政府・日銀による為替介入への警戒感が高まり、持ち高を巻き戻す動きが出ました。日銀の＜植田和男総裁＞は１８日の講演で「利上げに前向きな姿勢を示さなかった」との受け止めがあり、円相場は「１ドル＝１５５円１４銭」まで伸び悩む場面もありました。

 

＜植田和男総裁＞は１８日、名古屋での金融経済懇談会で挨拶し、金融緩和度合いの調整を進めるタイミングについて「あくまで先行きの経済・物価・金融情勢次第だ」と話しています。毎回の金融政策決定会合で「利用可能なデータや情報などから、経済・物価の現状評価や見通しをアップデートしながら、政策判断を行っていく方針だ」とも語りました。

 

円は１０時前に「１ドル＝１５３円８４銭」前後まで上昇でした。市場では、＜植田和男総裁＞が18日の講演で金融引き締めに積極的な「タカ派」姿勢を示すと身構えた市場参加者から、＜植田和男総裁＞の発言が伝わる前に円買い・ドル売りが先行しています。