6日午前の東京外国為替市場で円相場は小幅に下落しました。12時時点は「1ドル=149円81〜83銭」と前日17時時点と比べて4銭の円安・ドル高でした。その後、「1ドル=149円77銭」近辺と横ばいまで下げ渋る場面もありました。11月の米雇用統計の6日発表を前に持ち高調整の円売り・ドル買いが先行しましたが、韓国の政治的な混乱を巡ってリスク回避の円買いも入っています。
11月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数の増加幅は市場予想が10月から大きく拡大する見通しで、特殊要因による極端に鈍化した10月からの反動増が見込まれます。17〜18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちで、米国の利下げを織り込むこれまでのドル売りにいったん買い戻しが入っています。